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知育玩具と子育て

親戚から「KAPLA」(カプラ)というおもちゃをいただいた。
フランス生まれのカプラは、単純な一枚の板だけという、ブロック系のおもちゃ

LEGOレゴ)なんかよりは(レゴには悪いけれど)、ずっとシンプルだし、木片の見た目や手ざわりはプラスチックなんかよりずっといい。しかしいい値段である。さっそく娘と自由気ままにつくってみた。なかなか楽しい。

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EOS 5D : EF50mm F1.8 / f 3.2


この手のブロック系おもちゃは、それこそレゴにはじまって無数にあるし、これらを「知育玩具」というのかどうかはよくわからないが(たぶん知育玩具なのだろうけれど)、こういうものにはほとんど興味がない。
早い話しが、知育なら、外で遊ぶに越したことはない。知育を冠にするおもちゃはどこか感じが悪い(笑)。大人のそうしたねらいが造形にあらわれていて美しくないからだ。

キャラクターのおもちゃなどは有害玩具だと言われるが、知育玩具ならいいかというと、果たしてそうだろうか。むしろキャラクター玩具などの方が、ねらいが純粋であり、目的がはっきりしていて健全なのかもしれない。

もう少しわかりやすく言えば、キャラクター玩具に変わるものはないが、知育玩具に変わるものは生活の中にある。この違いが、重要なのではないか。

といっても、キャラクター玩具に込められる子どものアニミズムやごっこ遊びなら、おかあさんが端切れでつくった人形や、欠けた瀬戸物が、昔々はそのかわりになっていたのだけれど。

もちろん、キャラクター玩具を支持するつもりもない。子ども番組とタイアップで量産されるそれらの醜悪ぶりもよくわかっている。以前書いたように(「子どもたちが立ち去っていくその前に」2月3日付)、ゲームなども含めて、国の経済がこれだけ子どもを喰いもにしている国も珍しい。

外国のおもちゃ売り場と日本の売り場を比較すると、あまりに違うのに驚かされる。ヨーロッパのおもちゃ屋には落ち着きと優しさがあり、この気風を継ごうとする日本の玩具店はまだまだ少ない。自分の国だけ見ていると、子ども文化の異常さに気がつかないことが多い。

昔と違って、どこにでも落とし穴が掘ってある今の時代では、子育てはやはり困難さを伴う。自然に育てればいいんだというのは楽観的だろう。

ほっといても子どもが育つという条件そのものが今はもうない。それで知育玩具ということになるのだけれど、ねらった子育ては花はついても実はならない。




19:55 | 教育 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

報告

娘の幼稚園の制作展に出掛けて見つけた、幼稚園の門扉にあったメッセージ。

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EOS 5D : EF24-85 : 85mm f4.5

小学生が、自分の出た幼稚園を、懐かしい思い出に、時にはホームタウンのようなもの
として想っていることは、自分が小学生だった頃をふりかえっても、そうだった。

落書きに顔をしかめることもできるが、
このメッセージが純粋な気持ちで書かれていることが、わかる。

中にまで入って、先生に声をかけるところまではできず、
自分が小学四年生になったこと、担任の先生が誰であるかを、
幼稚園時代の自分の担任の先生に報告する。
この女の子の、その時の気持ちはどんなものだったんだろうか。
深く傷ついたり、ひどくすりきれてしまった日の
小学校の帰り道ではなかっただろうか。

あっけらかんと書いて去っていったのなら、逆にホッとする。悲観的にすぎるか。
「なす かおり せんせい」は、この報告をどんな気持ちで読んだだろうか。
20:48 | 教育 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑

学校

教育問題が連日のニュースになっている。そしていろいろな人がいろいろなことを言っている。
今日はちょっと用があって、中学校を訪れた。ちりとりの持ち手の一人ひとりがなんだか浮かんでくるようだった。

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EOS 5D : SIGMA24-60 : 60mm F4.0

学校教育には何が必要で何は必要でないか。そしてもう一つは、子どもが育つのには、「学校教育」以外に何が必要なのか。このことを整理整頓することだ。
しかしこれが千差万別。なぜなら教育論は誰にとっても自分の生き方の哲学だからだ。
だから自分の教育論を持ち、少なくとも自分の子どもの教育にはその信念を試していくしかない。
日本全体がどのような教育論を押し付けようとも、隙間はある。その間隙を縫うことはできる。
00:35 | 教育 | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑